【結論】
ローズシステムは本番稼働中の連携先です。POSデータを夜間に自動で取得し、共通フォーマットに変換したうえで全店を1つの表にします。集計にかかる時間は、店舗数が10店でも100店でも変わりません。出店しても本部の作業は増えず、翌朝には前日ぶんの全店の数字が表示された状態になっています。機器の入れ替えも、店舗側の操作も必要ありません。複数の飲食企業で本番稼働しています。
【この記事でわかること】
・出店が続いている本部で、なぜ集計の終わる時刻が毎年後ろにずれていくのか
・店舗数が増えても本部の作業時間が増えない仕組み
・ローズシステム以外のPOSが混ざっている場合の扱い
・稼働開始までの期間と、いまの集計を止めずに始める手順
・料金と、実際に本番稼働している連携先の一覧
出店が続くほど、本部の朝が遅くなります
出店とともに延びる本部の朝
店舗が増えるほど集計が延びる
- 店ごとにデータを取り出す
- 日付と店名を合わせる
- 異常値を店舗へ確認する
出店しても集計時間は増えない
- 前日ぶんを夜間に自動取得
- 店舗ごとに並行して変換
- 翌朝には新店も同じ表に表示
手作業は店舗数に比例しますが、自動取得は店舗を順番に待ちません。
店舗が10店だったころ、前日の数字は朝いちばんに出そろっていたはずです。それが20店になり、30店になったいま、同じ表が出来上がる時刻だけが、少しずつ後ろにずれてきていませんか。
理由は単純です。手作業の集計は、店舗数に比例して時間が増えるからです。1店あたり5分の確認作業でも、30店なら150分になります。データを取り出し、表に貼り、日付と店名を合わせ、おかしな数字を見つけたら店舗に確認する。1店増えるたびに、この一式が積み増されます。
そして遅れは、集計の担当者だけの問題では終わりません。数字が出るのが昼になれば、その日に打てたはずの手が、翌日以降に回ります。前日の売上を見て今日の仕込みや人の配置を変える、という一番効く使い方から順に失われていきます。出店が好調な企業ほど、この損失が大きくなります。
集計が終わる時刻は、店舗数で変わりません
店舗数にかかわらず翌朝に表示
各店はいつも通り営業
集計を実行する操作はありません
店舗ごとに並行して処理
取得と共通フォーマットへの変換を進めます
前日ぶんの全店表が完成
新しく開いた店も同じ表に並びます
新店を順番待ちにせず、既存店と同じ流れへ加えます。
TEAL BIは、前日ぶんのデータを夜間に自動で取得します。取得も変換も店舗ごとに並行して行われるので、10店でも100店でも、翌朝の出社時点で表示された状態になっているという点は変わりません。担当者が集計を実行する操作はありません。
ここが手作業との決定的な違いです。手作業は店舗数に比例して増えますが、自動取得は増えません。新しい店を開けたときにやることは、店舗マスタに1行足すことだけです。翌朝からその店も同じ表に並びます。
つまり、出店のたびに本部の増員を考える必要がなくなります。「あと5店増えたら集計担当をもう1人」という前提が外れる、ということです。
機器は、そのままで構いません
この話をすると、機器を入れ替える提案だと思われることがあります。入れ替えません。現在お使いのローズシステムの機器はそのままで、出力されるデータの側を共通フォーマットに変換します。
機器に手を入れないので、現場のやり方は1つも変わりません。出店のたびに店舗へ説明に行く必要も、店長に新しい操作を覚えてもらう必要もありません。増えた店は、開店した翌朝から同じ表に並びます。
ローズシステム以外のPOSが混ざっていても、同じ表になります
出店途中でPOSが変わっても一枚
- 新店も既存店も同じ列
- 全店を同じ基準で比較
- メーカーが増えても一画面
業態や出店時期でPOSが分かれても、本部の集計を分けません。
出店を続けていると、途中でPOSを選び直す場面が必ず来ます。新しい業態を立ち上げたとき、居抜きで引き継いだとき。その結果、本部の中に複数メーカーの機器が並びます。一部の業態だけ別のPOS、という形が多いはずです。
メーカーが増えても、本部の作業は増えません。それぞれのデータを共通フォーマットに変換してから並べるので、機器を統一しないまま全店を同じ基準で比較できます。スマレジ・ローズシステム・NECモバイルPOS・東芝テックの4メーカーが混在したまま、商品販売明細の分析を1つの画面で見ている企業があります。
メーカーが分かれたまま運用する場合の考え方は、その数字、店長会議で使えますか:POS混在のままで毎日確定する本部集計で書いています。
何が見える形になるのか
前日ぶんの売上・客数・客単価が、店舗別に並びます。勤怠を合わせて連携すれば労働時間が同じ画面に乗り、予算値を登録しておけば日次の予実と当月の着地見込みが自動で出ます。前年・2年前との対比も同じ画面です。新しく開いた店も、開店の翌朝からこの表に加わります。
表示する範囲は役職で分けます。店長は自分の店だけ、エリアマネージャーは担当している4〜5店だけ。出店で担当の組み替えが起きても、設定を変えるだけで反映されます。見る人を増やしても料金は変わりません。
大事なのは、何店舗になっても計算の仕方が1つのままであることです。同じ式・同じ締めの扱いでそろっているので、店が増えても「本部の数字と店の数字が違う」という話にはなりません。
実際に本番稼働している連携先
「対応しています」と書くだけでは判断材料になりませんので、いまの稼働状況をそのまま出します。「本番稼働中」と書いてあるものは、毎日データが流れているものだけです。
| 区分 | 連携先 | 状況 |
|---|---|---|
| POSレジ | 東芝テック/スマレジ/USENレジ/NECモバイルPOS/ポスタス(POS+) | 本番稼働中 |
| ローズシステム/寺岡精工/funfo/Chompy(モバイルオーダー) | 本番稼働中 | |
| ステアリテール(FoodFrontia Pro)/グローリー/リブオン(宅配Evolution)/ダイニー | 接続対応中 | |
| 仕入 | インフォマート | 本番稼働中 |
| メニューPlus(レシピ) | 接続対応中 | |
| 勤怠・人事 | ジョブカン/King of Time/タッチオンタイム/SmartHR | 本番稼働中 |
| 予約・口コミ | Googleビジネスプロフィール/TableCheck/Instagram ※Instagramは一部の企業様で稼働中です | 本番稼働中 |
| 外部データ | 気象データ(全国・時間帯別) | 本番稼働中 |
| 上記以外 | ネットワーク未接続の店舗を含む | CSVアップロードで統合対象に含められます |
店が増えても、締め忘れが表を壊しません
店が増えても確認作業を増やさない
出店のたびに確認対象が増える
- 締め忘れの店を探す
- 日付ずれを手で直す
- 店舗へ確認の電話
操作が抜けても本来の日に並ぶ
- 取引データの営業日を使う
- 店舗数が増えても同じ処理
- 確認電話を集計工程から外す
集計時間だけでなく、出店に伴って増える確認と修正も頭打ちにします。
店舗数が増えるほど、締め忘れ・開局し忘れ・日付をまたぐ営業は、どこかで必ず起きます。1店だけ売上がゼロ、翌日に2日分が乗っている。手作業で集めているうちは、この確認と修正が出店のたびに増えていきます。
TEAL BIが見ているのは、締め操作ではなく取引データそのものが持つ営業日です。操作が抜けていても、本部の表は営業日でそろいます。確認の電話は、店舗数がいくつになっても発生しません。集計の所要時間が店舗数で変わらないのと、同じ理屈です。
この確認作業は、店舗数が増えるほど効いてきます。30店のうち1店で締め忘れが起きる確率は、10店のときの3倍です。手作業で集計している限り、この電話は減りません。
どれくらい作業が減るのか
直営12店舗での実測値
出店を続ける会社では、削減量だけでなく作業が増え続けないことが効きます。
直営12店舗の飲食企業では、店舗と本部のエクセル作業が1か月で106時間・金額にして20万円ぶん減りました。12店舗でこの数字です。手作業のままなら、この時間は店舗数に比例して増えていきます。
106時間は担当者1人の月間労働時間のおよそ3分の2にあたります。出店を続ける会社にとって大きいのは金額よりも、この作業がここで頭打ちになることのほうです。空いた時間は、数字を作る側から、数字を見て手を打つ側へ回せます。
よくある誤解
よくある誤解と実際のところ
ローズシステムは、連携できるメーカーには入っていないと思っていました
ローズシステムは本番稼働中で、毎日データが流れている連携先です
まず出店を優先したいので、集計の話は落ち着いてからにします
出店が続く時期こそ、先に自動取得へ移すと本部作業の増加を止められます
切り替えのあいだ、数字が見えない期間ができますよね
いまの集計と並行で数字を確かめてから切り替えられます
「ローズシステムは、連携できるメーカーには入っていないと思っていました」
入っています。ローズシステムは本番稼働中の連携先で、いま毎日データが流れています。すでに稼働している接続方式があるため、新規の開発は必要ありません。約1週間で稼働を開始できます。
期間を左右するのは開発ではなく、店舗マスタがそろっているかどうかです。出店の速い会社ほど、店舗コードや店名の書き方が本部と店舗でずれたまま増えています。そこを突き合わせる作業のほうが、接続そのものより時間がかかります。
「まず出店を優先したいので、集計の話は落ち着いてからにします」
順番としては逆をおすすめしています。出店が続いている時期こそ、本部の作業が一番速く増えるからです。落ち着いてから手を付けると、そのあいだに積み上がった手作業と、それに合わせて増えた人員を、後から外すことになります。
先に自動で取得する形にしておけば、新しい店を開けても本部の作業は増えません。店舗マスタに1行足すだけで、翌朝から同じ表に並びます。出店計画がある企業ほど、早い段階で入れておく意味があります。
「切り替えのあいだ、数字が見えない期間ができますよね」
そういう期間は発生しません。いまの集計と並行して動かし、両方の数字が合うことを確かめてから切り替える——ほとんどの企業がこの順で進めています。止めてから始める必要はありません。
並行して動かす期間そのものにも意味があります。数字がズレた項目は、その店の運用が本部の想定と違っているところだからです。出店のたびに増えていった「その店だけのやり方」が、ここで表に出ます。
料金と、導入までの流れ
TEAL BIの料金は1店舗あたり月額8,000円(税抜)だけです。初期費用・導入費用・連携費用はいただいていません。この記事で挙げた日次の店舗別集計も、売上・人件費の予実も、すべてこの中に含まれます。詳細は料金ページをご覧ください。
導入の流れは、いまお使いのPOSレジと勤怠システムの構成をお聞きするところから始まります。ローズシステムのように既に接続実績のあるものであれば、やり取りは短く済み、約1週間で稼働を開始できます。掲載していないものが混ざっている場合も多くは連携可能で、その際はメーカー様との打ち合わせのうえ新規の連携開発を行います。期間の目安は1か月程度です。いずれの場合も月額8,000円のままで、連携のための費用はいただきません。
過去のぶんもさかのぼって取り込めます。ここにも追加費用はいただいていません。前からある店も、開けたばかりの店も、同じ表の中で前年と比べられます。
画面と機能をひととおりご覧になりたい場合は、サービス紹介資料(全10ページ)をご請求ください。フォームのご入力後、その場でダウンロードいただけます。
よくあるご質問
Q. ローズシステムの機器を入れ替える必要はありますか?
ありません。いまお使いの機器はそのままで、出てくるデータの側を共通フォーマットに変換します。店舗のやり方も変えません。
Q. 店舗数が増えると、集計にかかる時間も増えますか?
増えません。前日ぶんのデータを夜間に自動で取得し、店舗ごとに並行して処理しますので、店舗数にかかわらず翌朝には表示された状態になっています。新規出店の際に必要なのは、店舗マスタに1行追加することだけです。
Q. 店舗側にやってもらう作業はありますか?
ありません。前日ぶんのデータを夜間に自動で取得しますので、店長やスタッフに新しい操作を覚えていただく必要はありません。翌朝には表示された状態になっています。
Q. ローズシステム以外のPOSが混ざっていますが、まとめられますか?
まとめられます。メーカーごとに違う項目の持ち方や締めの扱いをそろえてから集計するので、機器を統一しなくても全店が同じ基準で並びます。スマレジ・ローズシステム・NECモバイルPOS・東芝テックの4メーカーが混在したまま運用されている例があります。
Q. 話を始めてから、実際に見られるようになるまではどのくらいですか?
ローズシステムは既に接続実績があるため新規の開発は不要で、約1週間で稼働を開始できます。期間を左右するのは主に、店舗側のネットワーク環境と店舗マスタの整備状況です。
Q. 過去のデータも取り込めますか?
取り込めます。追加の費用はかかりません。開けたばかりの店も、前からある店も、同じ表で前年と並べられます。
Q. 回線を入れていない店舗があります。
CSVをアップロードして同じ表に含めます。回線のある店舗と同じ行の形で並ぶので、その店だけ手作業で足す、という運用にはなりません。
TEAL BIについて
TEAL BIは、(株)ラックバッググループが提供する飲食企業向けの経営データ統合ダッシュボードです。複数メーカーのPOSレジ・勤怠・仕入の各データを自動連携し、統一フォーマットに変換したうえで、店舗別・日次でFL比率・確定原価率・人件費の着地見込みを可視化します。ローズシステムのデータも本番稼働中の連携先として毎日流れています。グループ代表自身が20年以上にわたって飲食店経営の現場に携わってきた経験から立ち上げた事業で、現場の経営者が本当に必要とする数字が実装されているのが特徴です。
いま何店舗でローズシステムをお使いか、今期は何店の出店を予定されているか——その2つをお聞かせいただければ、稼働開始までの流れと期間の目安をお伝えします。
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TEAL BIは多くのPOSレジのトランデータの統一集計に成功
執筆:斉田 教継((株)ラックバッググループ / (株)ティールテクノロジーズ 代表取締役)
20年以上にわたり飲食企業の経営に携わる。(株)ラックバッググループが提供する飲食企業向けデータ統合ダッシュボード「TEAL BI」の事業を主導する。一般社団法人オープン・フードサービス・システム・コンソーシアム データ標準化分科会長として、業界共通POS標準フォーマット基盤の構築を主導。




