【結論】
グローリーは、現在「接続対応中」の連携先です。いま毎日データが流れている段階には至っていません——先にそこをはっきり書いておきます。ただし券売機を使っている店舗を、本部の集計から外す必要はありません。自動連携が始まるまでのあいだも、CSVのアップロードで同じ表に並べられます。他メーカーのPOSと同じ基準でそろうので、券売機の店だけ別管理、という状態にはなりません。複数の飲食企業で本番稼働しています。
【この記事でわかること】
・グローリーの連携が、いまどの段階にあるのか(正確な状況)
・自動連携を待たずに、券売機の店舗を本部集計に含める手順
・券売機とPOSが店舗ごとに混在していても、同じ表になる理由
・自動連携に切り替わるときに、本部側でやり直しが発生しない理由
・料金と、実際に本番稼働している連携先の一覧
いまの状況を正確に書きます
接続対応中でも全店集計は始められる
自動連携を待って別管理
- グローリーは接続対応中
- 券売機の店舗だけ別ファイル
- 全店がそろうまで判断を待つ
CSVで先に同じ表へ入れる
- 本部でCSVをアップロード
- 自動連携の店舗と同じ列
- 接続後も見る表はそのまま
グローリーはいま毎日データが流れる段階ではありません。だからこそ、現在の入口を明確にします。
グローリーは、TEAL BIの連携先一覧では「接続対応中」に入っています。東芝テックやスマレジのようにいま毎日データが流れている状態ではありません。この記事の後半に載せている連携先の表も、その通りに書いてあります。
なぜこう書くかというと、「対応しています」という一言が、実際には何段階もの意味で使われているからです。本番で毎日流れているのか、開発中なのか、やろうと思えばできるという話なのか。導入を検討する側にとっては、この違いが一番知りたいところのはずです。だから稼働状況をそのまま公開しています。
そのうえで申し上げると、券売機をお使いの店舗を本部の集計から外す必要はありません。自動連携が始まるまでのあいだも、本部の表に並べる方法があります。次にその話を書きます。
自動連携を待たずに、券売機の店舗を同じ表に並べます
変わるのは入口だけ
本部からCSVをアップロード
- 券売機の店舗を統合対象へ
- 店舗マスタに紐づける
夜間の自動取得へ切り替え
- CSVの入口を置き換える
- 店舗側の操作は増やさない
出口は最初から同じ全店表
- 店舗マスタを引き継ぐ
- 予算値と見る画面も引き継ぐ
自動連携へ切り替わっても、本部側の表を作り直しません。
TEAL BIは、CSVのアップロードで統合対象に含められます。これは自動連携ができない場合の代替手段としてではなく、ネットワークにつながっていない店舗を含め、最初から用意してある入口です。
大事なのは、CSVで入れた店舗も、自動連携の店舗とまったく同じ表に並ぶことです。入り口が違うだけで、そのあとの扱いは同じです。券売機の店だけ別の集計、別のファイル、別の締め——という状態にはなりません。
そして、のちに自動連携へ切り替わっても、本部の作業をやり直す必要はありません。見ている表も、登録した店舗マスタも、予算値もそのままです。変わるのはデータの入り口だけで、出口は最初から同じものを使っていただきます。
機器は、そのままで構いません
この話をすると、機器を入れ替える提案だと思われることがあります。入れ替えません。現在お使いの機器はそのままで、出力されるデータの側を共通フォーマットに変換する——これがTEAL BIの一貫したやり方です。自動連携でもCSVでも、この点は変わりません。
店舗の機器に手を入れないので、現場のオペレーションは1つも変わりません。店長やスタッフに新しい操作を覚えてもらう必要もありません。変わるのは本部の作業だけです。
グローリー以外のPOSが混ざっていても、同じ表になります
券売機とPOSを一つの表へ
- 券売機の店も店舗ごとに表示
- 全店を同じ列で比較
- 機器を統一せず一画面
CSVと自動取得は入口が違うだけで、そのあとの扱いは同じです。
業態を増やしたり、他社から店舗を引き継いだりした結果、本部の中に複数メーカーの機器が並んでいる——珍しい話ではありません。一部の業態だけ別のPOSになっている、という形が多いはずです。
メーカーが違っても扱いは同じです。それぞれのデータを共通フォーマットに変換してから並べるので、機器を統一しなくても全店を同じ基準で比較できます。実際に、スマレジ・ローズシステム・NECモバイルPOS・東芝テックの4メーカーが混在したまま、商品販売明細の分析を1つの画面で見ている企業があります。
複数メーカーが混在している場合の考え方は、その数字、店長会議で使えますか:POS混在のままで毎日確定する本部集計で詳しく書いています。
何が見える形になるのか
前日ぶんの売上・客数・客単価が、店舗別に並びます。勤怠システムを合わせて連携すれば、同じ画面に労働時間が乗ります。売上・仕入・人件費の予算値を登録しておけば、日次の予実と当月の着地見込みが自動で表示され、前年・2年前との対比も同じ画面に並びます。
見える範囲は役職で分けます。店長は自分の店だけ、エリアマネージャーは担当の4〜5店だけ。券売機の店もPOSの店も、同じ表の中で同じように並びます。「うちの店は券売機だから対象外」という説明を、現場にしなくて済みます。見せ分けで料金は変わりません。
大事なのは、本部・エリアマネージャー・店長が見ている数字が同じであることです。同じ計算式・同じ締めの扱いで揃っているので、店長会議で「本部の数字と店の数字が違う」という議論が起きません。
実際に本番稼働している連携先
このページの冒頭でグローリーを「接続対応中」と書いた理由が、この表です。いま毎日データが流れているものだけを「本番稼働中」とし、そうでないものは分けて出します。グローリーは後者にあります。
| 区分 | 連携先 | 状況 |
|---|---|---|
| POSレジ | 東芝テック/スマレジ/USENレジ/NECモバイルPOS/ポスタス(POS+) | 本番稼働中 |
| ローズシステム/寺岡精工/funfo/Chompy(モバイルオーダー) | 本番稼働中 | |
| ステアリテール(FoodFrontia Pro)/グローリー/リブオン(宅配Evolution)/ダイニー | 接続対応中 | |
| 仕入 | インフォマート | 本番稼働中 |
| メニューPlus(レシピ) | 接続対応中 | |
| 勤怠・人事 | ジョブカン/King of Time/タッチオンタイム/SmartHR | 本番稼働中 |
| 予約・口コミ | Googleビジネスプロフィール/TableCheck/Instagram ※Instagramは一部の企業様で稼働中です | 本番稼働中 |
| 外部データ | 気象データ(全国・時間帯別) | 本番稼働中 |
| 上記以外 | ネットワーク未接続の店舗を含む | CSVアップロードで統合対象に含められます |
締めの操作に頼らずに、営業日をそろえます
店舗数が増えるほど、締め忘れ・開局し忘れ・日付をまたぐ営業は避けられません。1店だけ売上がゼロ、翌日に2日分が乗っている。手で集めていると、どの店のどの日がおかしいのかを探すところから毎朝が始まります。
TEAL BIは、締め操作ではなく取引データそのものが持つ営業日を見て集計します。そのため、店舗側の操作にミスがあっても、本部の数字は営業日ベースでそろいます。本部が店舗に電話して確認する、という工程がなくなります。速報の数字が毎朝そのまま使えるかどうかは、この一点で決まります。
どれくらい作業が減るのか
直営12店舗での実測値
券売機の店舗だけを別扱いする時間も、全店集計の中へまとめられます。
直営12店舗の飲食企業では、店舗と本部で行われていたエクセル作業が1か月で106時間・金額にして20万円ぶん減りました。削られたのは、数字を集める時間と、集めたあとに「この店だけ形式が違う」を直していた時間です。
106時間は担当者1人の月間労働時間のおよそ3分の2にあたります。券売機の店舗を別管理にしていると、その「別扱いのための時間」が毎月そのぶん乗ります。空いた時間は、数字を作る側から、数字を読んで手を打つ側へ回せます。
よくある誤解
よくある誤解と実際のところ
接続対応中ということは、いま話を進めても仕方がないのでは
券売機の店舗はCSVで先に入り、自動連携の店舗と同じ全店表を作れます
券売機の店とPOSの店が混ざっているので、揃った集計は無理だと思います
機器ではなく店舗を単位に束ねるため、同じ形で並びます
いまの集計を止めてから、切り替えることになりますよね
いまの集計と並行で数字を確かめ、CSVの期間も同じ流れで進められます
「接続対応中ということは、いま話を進めても仕方がないのでは」
そうとも限りません。本部の集計は、券売機の店舗だけで成り立っているわけではないからです。他メーカーのPOSをお使いの店舗は先に自動連携で入り、券売機の店舗はCSVで同じ表に並びます。全店がそろった表は、自動連携を待たずに手に入ります。
むしろ、先に本部の形を作っておくほうが、あとの切り替えが軽くなります。店舗マスタの整備、店舗コードや店名の表記の統一、予算値の登録——ここは自動連携の有無にかかわらず必要で、実際に期間を左右するのはこちらです。自動連携が始まったときには、この準備が済んでいる状態になります。
「券売機の店とPOSの店が混ざっているので、揃った集計は無理だと思います」
混ざっていても揃います。集計する単位を機器ではなく店舗にしているからです。店舗マスタに紐づけて束ねたうえで並べるので、本部の表には店舗が1行ずつ並びます。券売機の店かPOSの店かは、表の形に影響しません。
むしろ、業態や会計の形が店ごとに違うチェーンほど効きます。いま「この店はこう足す」という手順が担当者の頭の中にあるなら、それは属人化しているということです。設定として持てば、担当者が代わっても数字は変わりません。
「いまの集計を止めてから、切り替えることになりますよね」
止めずに始められます。いまの集計と並行で動かし、両方の数字が合うことを確かめてから切り替える——ほとんどの企業がこの順で進めています。券売機の店舗をCSVで入れている期間も、この並行運用の中に収まります。
一致を確認する過程そのものにも意味があります。ズレた項目は、その店の運用が本部の想定と違っているところです。切り替えの前に、そこが分かります。
料金と、導入までの流れ
TEAL BIの料金は1店舗あたり月額8,000円(税抜)だけです。初期費用・導入費用・連携費用はいただいていません。この記事で挙げた日次の店舗別集計も、売上・人件費の予実も、すべてこの中に含まれます。詳細は料金ページをご覧ください。
導入の流れは、いまお使いのPOSレジと勤怠システムの構成をお聞きするところから始まります。既に接続実績のあるものであれば、やり取りは短く済み、約1週間で稼働を開始できます。グローリーのように接続対応中のものは、稼働時期をこの場でお約束できません。現在の進み具合と見通しは個別にお伝えしますので、お問い合わせください。そのあいだも、CSVのアップロードで本部の集計に含めていただけます。掲載していないものが混ざっている場合も多くは連携可能で、その際はメーカー様との打ち合わせのうえ新規の連携開発を行います。期間の目安は1か月程度です。いずれの場合も月額8,000円のままで、連携のための費用はいただきません。
過去のぶんもさかのぼって取り込めます。追加費用はいただいていません。券売機の店舗についても、データが残っていれば同じようにさかのぼれます。
画面と機能をひととおりご覧になりたい場合は、サービス紹介資料(全10ページ)をご請求ください。フォームのご入力後、その場でダウンロードいただけます。
よくあるご質問
Q. 券売機を入れ替える必要はありますか?
ありません。現在お使いの機器はそのままで、出力されるデータの側を共通フォーマットに変換します。店舗のオペレーションも変わりません。
Q. 接続対応中とのことですが、いまから本部集計に含められますか?
含められます。CSVのアップロードで統合対象に含められますので、自動連携の店舗と同じ表に並びます。のちに自動連携へ切り替わっても、見ている表・店舗マスタ・登録済みの予算値はそのまま使えます。変わるのはデータの入り口だけです。
Q. 券売機のある店舗で、操作が増えることはありますか?
自動連携の店舗ではありません。前日ぶんのデータを夜間に自動で取得しますので、店長やスタッフに新しい操作を覚えていただく必要はなく、翌朝には表示された状態になっています。CSVでご登録いただく店舗については、本部でのアップロード作業が発生します。いずれの場合も、店舗のレジ操作は変わりません。
Q. グローリー以外のPOSが混ざっていますが、まとめられますか?
まとめられます。メーカーごとに異なる項目の持ち方や締めの扱いを揃えたうえで集計するため、機器を統一しなくても全店を同じ基準で並べられます。スマレジ・ローズシステム・NECモバイルPOS・東芝テックの4メーカーが混在したまま運用されている例があります。
Q. 見られるようになるまで、どのくらいかかりますか?
お使いのPOSレジによって異なります。既に接続実績のあるメーカーであれば約1週間です。グローリーは現在「接続対応中」のため、稼働時期をこの場でお約束できません。進み具合と見通しは個別にお伝えしますので、お問い合わせください。その期間もCSVのアップロードで本部の集計に含めていただけます。
Q. 過去のデータも取り込めますか?
取り込めます。追加費用はいただいていません。券売機の店舗も、CSVで同じようにさかのぼれます。
Q. ネットワークが来ていない店舗もあります。
CSVのアップロードで同じ表に入ります。券売機の店舗とまったく同じ扱いで、自動取得の店舗と並んで表示されます。
TEAL BIについて
TEAL BIは、(株)ラックバッググループが提供する飲食企業向けの経営データ統合ダッシュボードです。複数メーカーのPOSレジ・勤怠・仕入の各データを自動連携し、統一フォーマットに変換したうえで、店舗別・日次でFL比率・確定原価率・人件費の着地見込みを可視化します。グローリーは現在「接続対応中」の連携先で、稼働までのあいだもCSVのアップロードで同じ表に並べられます。複数の飲食企業で本番稼働しています。グループ代表自身が20年以上にわたって飲食店経営の現場に携わってきた経験から立ち上げた事業で、現場の経営者が本当に必要とする数字が実装されているのが特徴です。
いま何店舗で券売機をお使いか、他の店舗ではどのPOSレジをお使いか——その2つをお聞かせいただければ、いまの時点で本部の表がどこまで揃うかと、グローリーの接続対応の進み具合をお伝えします。
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TEAL BIは多くのPOSレジのトランデータの統一集計に成功
執筆:斉田 教継((株)ラックバッググループ / (株)ティールテクノロジーズ 代表取締役)
20年以上にわたり飲食企業の経営に携わる。(株)ラックバッググループが提供する飲食企業向けデータ統合ダッシュボード「TEAL BI」の事業を主導する。一般社団法人オープン・フードサービス・システム・コンソーシアム データ標準化分科会長として、業界共通POS標準フォーマット基盤の構築を主導。




