理論原価|締めを待たずに、今日までの原価率が出る

原価率がはっきりするのは、請求がそろって、棚卸をして、締めが終わったあとです。TEAL BIは、売れた商品とその原価から計算した理論原価を、月の途中でも日次で出します。実際に計上された仕入の原価と同じグラフに並ぶので、差が開いたときに、値上がりなのか使いすぎなのかを切り分けられます。

先行検証中 メニューPlusのレシピと食材の時価から原価を毎日作り直す部分は、いま先行検証中です。検証にご協力いただいている企業様の環境では本番で毎日更新していますが、すべての企業様にすぐお使いいただける段階ではありません。ご関心のある企業様とは、先行して検証にご参加いただく形でご相談させてください。

締めを待たずに、理論原価率が日次で出る

原価率が、月に1回しか分からない方へ

原価率がはっきりするのは、請求がそろって、棚卸をして、締めが終わったあとです。8月の原価率を見て打ち手を決められるのは9月の後半になります。月の途中に「今月はどうなっていますか」と聞かれても、答えられるのは翌月です。

TEAL BIは、レジの販売実績と、その商品に登録されている原価を毎晩掛け合わせて、理論原価を日次で出します。表示は月度累計(月初からの累計原価を累計売上で割ったもの)です。月初は分母の売上が小さいので値が跳ねますが、月が進むほど落ち着いていくので、着地がどのあたりになるかを月の途中で読めます。

  • 販売実績とその商品の原価から、理論原価を日次で算出
  • 当月の仕入原価率・仕入の予算と同じグラフに並べて表示
  • 月度累計(月初からの累計÷累計売上)なので、月末に向かって収束する形で読める

払った原価と、売れたぶんの原価は別の計算です

仕入原価率

その月に計上された仕入で出す

  • 実際に払った(払う)金額そのもの
  • 何を原価に入れるかは科目の設定で決まる
  • 仕入の多い日・少ない日でその日の率が動く
理論原価率

売れた商品とその原価で出す

  • 販売実績に原価を掛けて積み上げた金額
  • 仕入の科目の設定とは無関係の別ロジック
  • 棚卸や請求がそろうのを待たずに出る

2つは同じ画面の同じグラフに並びます。差が開いた月に、値上がりなのか使いすぎなのかを切り分けるための対比です。

図1:仕入原価率と理論原価率の違い。どちらが正しいかではなく、差の出方を読む使い方をします。

原価の出どころを、会社の設定として選べる

レジの原価とレシピの原価、どちらを正とするか決めたい方へ

原価の持ち方は会社によって違います。POSレジの商品マスタに原価を入れている会社もあれば、レシピ側で管理していてレジには入っていない会社もあります。どちらを正とするかは、システムが勝手に決めてよいことではありません。

TEAL BIは、理論原価をどちらから作るかを企業ごとの設定として持っています。コードに埋め込んだ固定の計算ではないので、運用が変わったときに設定で切り替えられます。あわせて、仕入原価のほうも「どの科目を原価に算入するか」を科目ごとの設定で決めます。消耗品や備品を外しておけば、原価率の計算から自動で外れます。

  • 理論原価の出どころ(POSレジの商品マスタ/メニューPlusのレシピ)は企業ごとの設定
  • 仕入原価に算入する科目は、お使いの科目名・補助科目名の一覧から選ぶ
  • どちらの設定も、変えられるのは管理者権限を持つ方だけ

何を原価に算入するかの設定と、月の途中の原価率の見え方は、別のページに書いています。今月の原価率が、締めたあとに跳ね上がる|まだ届いていない仕入を、その日のうちに見込む

大分類・中分類ごとに、原価率への効き方が出る

原価率の高いメニューを直したのに、全体が下がらない方へ

原価率がいちばん高い分類が、いちばん効く分類とはかぎりません。原価率が40%でも売上の構成が2%しかない分類より、原価率30%で構成が30%ある分類のほうが、全体を押し上げています。分類ごとの原価率だけを高い順に並べると、直しても全体が動かないところから手を付けることになります。

TEAL BIは当月の理論原価を大分類別・中分類別に並べ、分類ごとの原価率(その分類自身の売上で割ったもの)と、交差原価率(全体の売上で割ったもの)を同じ表に出します。交差原価率は足すと店全体の原価率になるので、どの分類が全体の何ポイントを作っているかがそのまま読めます。メニューPlusをお使いなら、時価で出した理論原価も同じ表に並びます。

  • 当月の理論原価を大分類別・中分類別に表示
  • 分類別の原価率と、全体売上で割った交差原価率を併記
  • 商品1品ごとの理論原価率は、商品販売明細分析の画面で見られます

交差原価率の読み方は、別のページに書いています。原価率の高いメニューを直したのに、全体が下がらない|どの分類が全体の何ポイントを作っているかを見る

よくある質問

Q. 理論原価と、締めたあとの確定原価は一致しますか?

一致するものではありません。理論原価は売れた商品とその原価を積み上げた金額、確定原価は前月末の棚卸に当月の仕入を足して当月末の棚卸を引いた金額で、計算の中身が違います。差が出ること自体が情報で、記録に残らない廃棄・まかない・こぼれや、登録した原価が実態と違っていることを示します。合わせにいく数字ではなく、差の出方を読む数字としてお使いください。

Q. レジに原価を入れていないのですが、使えますか?

メニューPlusでレシピを運用されている場合は、そちらから作る設定にできます。理論原価をPOSレジの商品マスタから作るか、メニューPlusのレシピから作るかは企業ごとの設定です。どちらにも原価が無い場合は、理論原価は出ません。その場合でも、実際に計上された仕入から出す仕入原価率は表示されます。

Q. 月の途中でも見られますか?

見られます。表示は月度累計(月初からの累計原価を累計売上で割ったもの)です。月初は分母の売上が小さいので値が跳ねますが、月が進むほど落ち着いていくので、着地のあたりを月の途中で読めます。

Q. 分類別の表は、全店をまとめて見られますか?

この表は店舗を1つ選んで見るものです。分類ごとの原価率と交差原価率は、その店の売上を分母にして初めて意味を持つためです。店舗をまたいだ比較は、仕入・棚卸分析の確定原価率の推移でご覧ください。

Q. 設定を変えられるのは誰ですか?

管理者権限を持つ方だけです。理論原価の出どころも、仕入原価に算入する科目も、原価率の定義そのものを決める設定なので、店舗側の操作で数字の意味が変わることはありません。

Q. 料金と導入期間を教えてください。

月額8,000円(1店舗・税抜)で、初期費用はいただきません。過去データの取り込みも無料です。接続実績のあるメーカーであれば、約1週間で稼働を開始できます。いまお使いのシステムを止める必要はなく、並行して動かしながら数字が合うことを確認してから移行していただけます。

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お使いのPOS・勤怠・仕入の構成をお知らせいただければ、接続の可否と期間の目安をお答えします。

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