仕入・棚卸分析|確定原価率と棚卸高を、店舗別・商品別に開く

数えた棚卸は、月次の原価率という1つの数字になって経理へ渡り、そこで終わっています。TEAL BIは同じデータから、店舗別の確定原価率の推移、商品ごとに在庫が何営業日分あるか、前年からいくら値上がりしたかを出します。締めた数字を、次の月の打ち手に変えるための画面です。

確定原価率と棚卸高が、店舗別に2年ぶん並ぶ

締めた原価率が、単月の1つの数字で終わっている方へ

締めた原価率は、たいてい全社の1つの数値として報告されます。店舗別にも、時系列にも並んでいないので、高いのか低いのか、上がっているのか下がっているのかを言う相手がありません。棚卸の数字は、経理へ渡ったきり戻ってきません。

TEAL BIは、前月末の棚卸+当月の仕入−当月末の棚卸で出した確定原価と、それを値引後の売上で割った確定原価率を、店舗ごとの折れ線で並べます。既定の期間は18か月前から前月までです。棚卸高、棚卸高÷売上高、売上×原価率も同じ画面にあります。データの無い月は線をつなぎません。数字が無いことを、数字が0であるかのように見せないためです。

  • 確定原価=前月末棚卸+当月仕入−当月末棚卸/確定原価率=確定原価÷値引後の売上
  • 棚卸高・棚卸高÷売上高・確定原価率・売上×原価率を店舗別の折れ線で表示
  • 既定は18か月前から前月まで。欠測の月は線をつながない

数えた棚卸から、3つの別々の問いに答えます

締めた原価率

どの店が、どう動いてきたか

  • 確定原価率と棚卸高を店舗別の折れ線に
  • 既定で18か月ぶん
  • 読む人:経営・経理
使い切り営業日数

その在庫は、持ちすぎていないか

  • 商品×店舗で、何営業日分あるか
  • 日数に応じて背景に色が付く
  • 読む人:SV・店舗運営
前年比較

なぜ上がったのか

  • 単価上昇率と数量上昇率を分ける
  • 増加額の大きい順・取引先つき
  • 読む人:購買・商品部

同じ棚卸・納品データから出ています。合計の金額として経理へ渡して終わりにするのではなく、翌月の打ち手を決める形に開きます。

図1:仕入棚卸分析が答える3つの問い。読む人と打ち手がそれぞれ違うので、画面も分けています。

店舗別の推移をどう読むかは、別のページに書いています。売上が伸びていないのに、棚卸高だけ増えていませんか|棚卸高・売上高・確定原価率を重ねて2年分見る

その在庫が何営業日分あるかが、商品ごとに出る

棚卸高が適正かどうかを、言えないままの方へ

棚卸から上がってくるのは合計の金額です。多いか少ないかを言う相手がないので、発注は「いつもの量」のまま出続けます。在庫を減らしたいという話ではなく、どの商品がどれだけ持ちすぎているのかが分からない、という話です。

TEAL BIは商品×店舗ごとに、想定使用高(直近3か月の使用高の平均)と、使い切り営業日数(当月の棚卸が、いまの使われ方で何営業日分あるか)を出します。日数に応じて背景に色が付くので、持ちすぎている行は探さなくても目に入ります。分母の使用高が0で計算が成り立たない行には別の印が付き、在庫が少ない行と区別されます。

  • 想定使用高=直近3か月の使用高(前月棚卸+当月仕入−当月棚卸)の平均
  • 使い切り営業日数を商品×店舗で表示し、日数に応じて色分け
  • 計算が成り立たない行は、在庫が少ない行と分けて表示

持ちすぎをどう見つけて発注に返すかは、別のページに書いています。棚卸高は、店舗ごとにいくらが適正か把握できていますか|商品ごとの月数に直して、店舗と一緒に決める

値上がりか使いすぎかを、商品別・取引先つきで分ける

「原価が上がったのは値上がりのせい」で毎月終わっている方へ

原価が上がったとき、単価が上がったのか、使う量が増えたのかで、打ち手も担当部署も変わります。値上がりなら購買の交渉、使いすぎなら店舗のオペレーションです。合計の金額だけを見ていると、この2つが混ざったままになります。

TEAL BIは商品ごとに、前年と今年の単価・数量・金額・構成比を並べ、単価上昇率と数量上昇率を分けて出します。既定の並びは前年からの増加額(アップ額)の大きい順なので、着手する順番がそのまま表になります。取引先の名前も同じ行に出るので、交渉の相手を決めるところから使えます。前年か今年の片方にしか実績が無い商品も、表から落ちません。

  • 前年と今年の単価・数量・金額・構成比を商品別に比較
  • 単価上昇率と数量上昇率を分けて表示し、増加額の大きい順に並べる
  • 取引先名を同じ行に表示

どの食材が原価率を押し上げたのかの見方は、別のページに書いています。原価が上がったのは値上がりのせい、で毎月終わっています|どの食材が、いくら押し上げたのかを商品別に出す

インフォマート以外の仕入も、同じ表に合流する

市場からの現金仕入や、インフォマート外の業者が残っている方へ

仕入のすべてがインフォマートを通っているわけではありません。市場からの直接仕入、地場の業者、インフォマートに乗っていない取引先。ここが抜けたままだと、確定原価はいつまでも実態より軽く出ます。

TEAL BIは、インフォマートの納品・棚卸に加えて、CSVの取り込みと、TEAL BIへの直接登録という経路を持っています。どの経路で入っても、店舗別・営業日別の同じ表に合流し、確定原価の計算に入ります。伝票があとから訂正された場合は、足し込みではなく伝票の単位で置き換えるので、二重に計上されることはありません。

  • インフォマートの納品・棚卸/CSVの取り込み/TEAL BIへの直接登録が同じ表に合流
  • 仕入は、納品された日が属する月として数える
  • 訂正された伝票は足し込みではなく置き換え

インフォマート比率の上げ方と、なぜ納品日でそろえるのかは、別のページに書いています。確定原価が翌月1日に出る会社と、20日にしか出ない会社の違い|仕入業者のインフォマート比率を上げる/今月の仕入がいくらか、人によって答えが違う|発注日でも請求日でもなく、納品日でそろえる

よくある質問

Q. 確定原価率は、いつ見られるようになりますか?

その月の棚卸が上がってからです。インフォマートでの棚卸の運用と、仕入業者のインフォマート比率が上がっている会社では、締め後の棚卸を済ませて翌月の2〜3日に出ています。

Q. データの無い月は、どう表示されますか?

折れ線をつなぎません。数字が無いことを、数字が0であるかのように見せないためです。取り込みが途中の月や、棚卸が上がっていない月は、そこだけ線が途切れます。

Q. 店舗数が多いと、全部の折れ線が出ますか?

棚卸高の多い順に最大15店舗を表示します。それを超えるぶんは「他◯店舗は非表示」と画面に出るので、全部が出ていると思ったまま読むことはありません。絞り込みで対象を変えられます。

Q. 使い切り営業日数が出ない商品があります。

直近3か月の使用高が0で、分母が作れない商品です。在庫が少ないという意味ではないので、別の印を付けて区別しています。その行は日数ではなく金額で見てください。

Q. 前年に実績のない商品は、比較の表から落ちますか?

落ちません。前年と今年のどちらか片方にしか実績が無い商品も表に出ます。新しく使い始めたものと、使うのをやめたものを見分けられるよう、前年実績の有無・今年実績の有無で絞り込めます。

Q. 料金と導入期間を教えてください。

月額8,000円(1店舗・税抜)で、初期費用はいただきません。過去データの取り込みも無料です。接続実績のあるメーカーであれば、約1週間で稼働を開始できます。いまお使いのシステムを止める必要はなく、並行して動かしながら数字が合うことを確認してから移行していただけます。

御社の構成で動くかを、先に確認できます

お使いのPOS・勤怠・仕入の構成をお知らせいただければ、接続の可否と期間の目安をお答えします。

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