人件費|給与計算とほぼ同じ計算で、昨日の人件費が出る

日次の人件費が、締めたあとの金額と合わない。原因の多くは、その会社の就業規則が、勤怠システム側の集計の形に収まりきらないことです。TEAL BIは、変形労働時間制の所定時間、残業の数え方、深夜や休日の扱い、固定残業代、条件ごとの加算時給を、会社の設定として1つずつ登録できます。そのルールのまま、打刻から日次で人件費を積み上げます。

給与計算とほぼ同じ計算で、昨日の人件費が出る

速報の人件費が、締めたあとの金額と合わない方へ

速報の人件費を出している会社は増えました。勤怠システムの側で、深夜や休日の割増まで計算できているものもあります。それでも締めたあとの金額と合わないという声が絶えないのは、会社ごとの就業規則が、勤怠システムの集計の形に収まりきらないからです。変形労働時間制の所定時間をきれいに出せない。残業を数える単位が選べない。固定残業代や、条件つきの加算を持てない。どれも珍しいことではありません。そして合わないと分かっている数字で、現場は議論をしません。

TEAL BIは、その会社の就業規則そのものを設定として持ちます。所定労働時間は、年間の平均で1本にすることも、暦の日数が28日・29日・30日・31日の月ごとに分けて置くこともできます。残業は1日・1週・1か月のどの単位で数えるかを選び、閾値も指定できます。深夜は割増率と時間帯を決められ、早朝から働き始めた人を同じ時間帯で深夜として数えるかどうかも選べます。月60時間を超えた分の追加割増、月あたりの固定残業代、法定福利費を乗せるかとその率、通勤費を定期代で見るか出勤日数の日割りで見るか。いずれも雇用形態ごとに持てて、改定日を入れておけば月単位で切り替わります。

ここに収まらない御社固有の割増は、加算時給として何行でも足せます。条件は時間帯・曜日・日付の区分(祝日、公休日、法定休日)で指定し、加算額は円/時でも%でも構いません。数字を計算式の中に書き込んでいないので、就業規則や最低賃金が変わったときは、設定を直すだけで翌日から追随します。打刻は前日ぶんが夜間に取り込まれるので、朝に出社した時点で、昨日の人件費が店舗別に並んでいます。集計を実行する操作はありません。

  • 前日ぶんの人件費を、翌朝までに店舗別で確定
  • 所定労働時間は年間平均でも、暦の日数別の月ごとでも設定(変形労働時間制)
  • 残業を数える単位は1日・1週・1か月から選び、閾値も指定
  • 深夜の割増率と時間帯、早朝始業の扱い、月60時間超の追加割増
  • 月あたりの固定残業代、法定福利費の上乗せ、通勤費の支払方式
  • 収まらない割増は、時間帯・曜日・日付区分ごとの加算時給として追加
  • 取り込みは夜間。集計を実行する操作は不要

打刻と単価と割増の率が、毎晩そろって計算される

勤怠の打刻
スタッフ別の単価(区分ごと)
割増の率(会社の設定)
→
TEAL BI毎晩まとめて計算
→
翌朝そろっている
  • 店舗別の日次人件費
  • 人件費率と労働時間
  • 当月の着地見込み

割増の率は計算式の中ではなく設定として置いてあります。就業規則や最低賃金が変わったときに、設定を直すだけで翌日から追随します。

図1:日次の人件費ができるまで。集計を実行する操作はありません。

シフトの予定と実際の打刻がずれる原因は、別のページに書いています。飲食店の人件費が合わない原因|シフトと実打刻のズレを生む5つの穴

店舗別の人件費が当月の日次で並び、人件費額と人件費率が同時に見られる画面。店舗名と金額はダミー

社員とアルバイトを分けて、人件費を積み上げる

日次の人件費に、社員のぶんが乗っていない方へ

日次の人件費をご覧になっている会社に、その数字はどこから来ているのかを伺うと、ほとんどが勤怠システムの打刻とお答えになります。社員のぶんも、勤怠システムの時給の欄に単価を入れておけば、計算そのものはされます。ところが実際にはそうなっていない会社がほとんどです。理由は2つあります。

1つは、社員の単価を精度よく入れること自体が難しいからです。月額の給与から1時間あたりを出すには、所定時間をどう置くか、固定残業代を含めるか、法定福利費をどこまで乗せるかを決めなければなりません。もう1つは、入れると見えてしまうからです。シフトを組む画面は店長も使います。そこに社員の単価が正しく入っていれば、給与の額はそこから逆算できます。それを避けて単価を空のままにしたり、丸めた数字を入れたりする。結果として、速報の人件費は正確ではなくなります。

TEAL BIは、この2つを分けて解いています。計算については、給与計算の仕組みそのものを設定として持ちます。社員ごとに、月額の固定給、割増の算定基礎になる時間単価、雇用形態、月額の通勤費を登録します。月額の給与は所定時間で1時間あたりに直したうえで、その日その人が実際に働いた店舗へ、打刻時間の比で寄せます。A店で6時間・B店で2時間なら6対2です。所属店に全額を付けると、ヘルプに出した店の負担が消えて、受け入れた店の数字が良く見えてしまうからです。

見え方については、扱える人を指名制にしています。管理者が「給与データ取扱者」を指名し、指名された労務のご担当だけが、社員の給与データの登録と書き出しを行えます。ほかの方は、シフトを組む画面からも人件費の画面からも、個人の単価には到達しません。賃金の金額は、データベースの中でも暗号化して保持しています。そのうえで、単価の閲覧、登録、書き出し、権限の付与と取消、そして拒否された操作までを、給与専用の記録に残します。誰がいつ何に触れたかを、後から確認できます。

  • 社員ごとに月額の固定給・算定基礎の時間単価・雇用形態・月額の通勤費を登録
  • 月額の給与は所定時間で1時間あたりに直して日次へ
  • 複数店に入った日は、打刻時間の比で各店へ配分
  • 法定福利費・通勤手当を含めるかどうかは会社ごとの設定
  • 給与データを扱えるのは、管理者が指名した「給与データ取扱者」だけ
  • 賃金の金額は暗号化して保持。閲覧・登録・書き出し・拒否まで専用の記録に残る

日次の人件費に社員が入らないと、締めた瞬間に率が跳ねる

時給者だけを積み上げた場合

打刻 × 時給

  • 社員の単価を精度よく入れにくい
  • 入れるとシフト画面から給与額が逆算できる
  • 締めて社員が乗った瞬間に跳ね上がる
社員を含めた場合

月額 ÷ 所定時間 → いた店へ時間の比で配分

  • 店にいちばん長くいる人が数字に出る
  • ヘルプに出した店の負担が消えない
  • 当月の着地を社員込みで置ける

月給は日ごとに動かないので、割り算をして日に配る作業を誰かがやらないかぎり、日次にはなりません。そして給与額を勤怠システムに置くと、シフトを組む人の画面から見えてしまいます。

図2:社員のぶんが日次に乗るかどうかの違い。会社の合計は変わらなくても、どの店の費用になるかは日によって動きます。
雇用形態ごとの就業設定の画面。一般社員・管理監督者・短時間社員といった雇用形態ごとに、所定労働時間・残業の起点・みなし残業・着地見込・残業代・交通費の扱いを登録している。人数はダミー

ランチとディナーの人件費効率を、別々に出せる

1日の合計では、どの時間帯が重いのか分からない方へ

人件費率は1日の合計で出るのが普通です。ところが人を動かすのは時間帯の単位です。率が1ポイント悪い日があったとして、それがランチで人が余っていたからなのか、ディナーで足りていたのに遅くまで残っていたからなのかは、日の合計からは出てきません。時間帯まで降りられないと、打ち手は「全体的に少し締める」しか残りません。

TEAL BIは労働を30分の枠で持っています。会社ごとに決めた時間帯の区分——ランチ・ディナーのような大きな括りでも、もっと細かい枠でも——に合算して、区分ごとの人件費率と人時売上高を出します。人時売上高は売上を労働時間で割った数字で、式のどこにも時給が入りません。時給が上がっても動かないので、率が悪化したときに、単価が上がったせいなのか、人の使い方が変わったせいなのかを分けて読めます。

営業時間のどの枠にも当たらない労働——オープン前の仕込みや、閉店後の片付け——は、最初と最後の区分に寄せて計上します。枠から外れたぶんが、消えてなくなることはありません。

この表を出すには、時間帯の区分を登録していただくことと、労働を30分単位で取り込める状態であることの2つが要ります。そこがまだそろっていない企業では、時間帯別の表の労働の列が空欄のまま表示されます。売上と客数は先に出ます。

  • 労働を30分の枠で集計し、会社ごとの時間帯区分に合算
  • 区分ごとの人件費率と人時売上高を表示
  • 枠外の労働(仕込み・片付け)は最初/最後の区分へ寄せる
  • 時間帯の区分が未登録の企業は、労働の列が空欄で表示

人時売上高そのものの読み方は、別のページに書いています。「人が足りない」と「人件費が高い」が噛み合わない|1人時間あたりいくら売れたかを、労働時間と同じ行で見る

ランチ・ディナーなどの時間帯区分ごとに、人件費率と人時売上高が並んでいる画面。店舗名と金額はダミー

よくある質問

Q. 勤怠システム側でも深夜や休日の割増は計算できます。何が違いますか?

TEAL BIは、その会社の就業規則そのものを設定として持ちます。所定労働時間は年間の平均で1本にすることも、暦の日数が28日・29日・30日・31日の月ごとに分けて置くこともできます。残業を数える単位は1日・1週・1か月から選べて閾値も指定でき、深夜は割増率と時間帯を決められます。月60時間を超えた分の追加割増、月あたりの固定残業代、法定福利費を乗せるかとその率、通勤費を定期代で見るか出勤日数の日割りで見るか。いずれも雇用形態ごとに持てて、改定日を入れておけば月単位で切り替わります。

Q. うちの就業規則にしかない手当があります。対応できますか?

加算時給として何行でも足せます。条件は時間帯・曜日・日付の区分(祝日、公休日、法定休日)で指定でき、加算額は円/時でも%でも構いません。

Q. 最低賃金や就業規則が変わったときは、どうなりますか?

設定を直すだけで、翌日から新しい条件で計算されます。割増率や単価を計算式の中に書き込んでいないためです。改定日を入れておけば、月単位で自動的に切り替わります。

Q. 日次の人件費に、社員のぶんも入りますか?

入ります。社員ごとに月額の固定給、割増の算定基礎になる時間単価、雇用形態、月額の通勤費を登録します。月額の給与は所定時間で1時間あたりに直したうえで、その日その人が実際に働いた店舗へ打刻時間の比で寄せます。A店で6時間・B店で2時間なら6対2です。所属店に全額を付けると、ヘルプに出した店の負担が消えて、受け入れた店の数字が良く見えてしまうためです。

Q. 社員の給与額が、シフトを組む店長に見えてしまいませんか?

見えません。給与データを扱えるのは、管理者が指名した「給与データ取扱者」だけです。ほかの方は、シフトを組む画面からも人件費の画面からも個人の単価には到達しません。賃金の金額はデータベースの中でも暗号化して保持しています。そのうえで、単価の閲覧・登録・書き出し・権限の付与と取消、そして拒否された操作までを給与専用の記録に残すので、誰がいつ何に触れたかを後から確認できます。

Q. ランチとディナーで分けて、人件費効率を見られますか?

見られます。労働を30分の枠で持ち、会社ごとに決めた時間帯の区分に合算して、区分ごとの人件費率と人時売上高を出します。オープン前の仕込みや閉店後の片付けなど、営業時間のどの枠にも当たらない労働は、最初と最後の区分に寄せて計上します。時間帯の区分が未登録の企業や、労働を30分単位で取り込める状態になっていない企業では、時間帯別の表の労働の列が空欄のまま表示されます(売上と客数は先に出ます)。

Q. 料金と導入期間を教えてください。

月額8,000円(1店舗・税抜)で、初期費用はいただきません。過去データの取り込みも無料です。接続実績のあるメーカーであれば、約1週間で稼働を開始できます。いまお使いのシステムを止める必要はなく、並行して動かしながら数字が合うことを確認してから移行していただけます。

御社の構成で動くかを、先に確認できます

お使いのPOS・勤怠・仕入の構成をお知らせいただければ、接続の可否と期間の目安をお答えします。

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